副所長プロフィール

特定社会保険労務士 船木 一枝

◆1975年生まれ

◆秋田県秋田市出身

◆国立秋田高専 工業化学科卒業。
 社会人になって働きながら、放送大学(通信制大学) 教養学部 自然の理解 卒業。

◆正社員として環境コンサルタント会社、大手石油化学会社、派遣社員として大手製薬会社、化粧品製造会社などの技術部門、品質管理部門に勤務。製造技術検討業務や化学薬品を用いた実験、分析の仕事などをする。技術職として働いていたが、法律や経営に興味を持つようになり方向転換を決意。多数の職種経験を経て、社会保険労務士として独立。

◆日商簿記2級・危険物取扱者(甲種)・有機溶剤作業主任者
水質関係第一種公害防止管理者・特定化学物質等作業主任者
大気関係第一種公害防止管理者・衛生管理者一種
宅地建物取扱主任者・CAD利用技術者試験2級
ファイナンシャルプランナー等の資格保有

趣味は読書。
平成22年に生まれた1人息子に毎日振り回されている生活を送っています。

社会人になってからの経歴

その1[正社員]
某環境コンサルタント会社(株)秋田支店 勤務 
◆事業内容:環境調査、環境アセス専業
・飲料水、排水、河川水、土壌、産業廃棄物などの環境分析業務担当。
PH、COD、BOD、SS・・・ 化学分析は面白く楽しかったです。

秋田→千葉へ
※恋人(現・夫)が千葉へ就職決まったのを機に。

その2 [派遣社員]
某石油化学工場 五井製造所 高分子研究所 勤務
◆事業内容:化学製品の製造
◆従業員数:3000人ぐらい
・ポリプロピレン、ポリエチレンなどの高分子分析業務担当
規格適合を確認するための製品分析、他社品の解析や研究開発中テスト品の物性確認のための分析、研究開発中の触媒の成分について、定性・定量分析・・・なんかをやっていました。
五井製造所には下請なども含めると1000人以上働いている人がいました。とても工場敷地が広く、排水溝にはグッピーが泳いでいたり(排水が暖かくて越冬できる)。他にもいろいろな生き物が生息。
私も昼休みに、排水溝でグッピーすくいなどして楽しみました(笑)

その3 [正社員]
某合成ゴム会社 千葉工場 技術管理課    
◆事業内容:合成ゴム首位。半導体、液晶、光ファイバ関連などの化学製品の製造(東証一部、大証一部上場)
◆従業員数:約2000人(単独)、約4300人(連結)ぐらい
①ブタジエン樹脂、ブタジエンゴム 製造技術検討業務担当
与えられた課題や自ら企画・立案したテーマについて、検討スケジュール立案からラボ実験、プラントテスト実施、結果の評価・解析まで、必要に応じ関係部署とテスト実施時期や協力依頼事項などを打ち合わせ、調整しながら1人もしくは数名で遂行。
ラボでの高分子合成、触媒合成、各種物性測定なども行う。
②用水、排水分析
③作業標準書類の作成・整備(ISO管理文書)
④原料薬品管理業務
工場で使用している原料の受入試験分析、品質検査表のチェック。
購買仕様書や受入規格などの作成および締結、納入時などに異常が発生した際の対外折衝業務(異常品の返送や代替品の要求、異常発生原因調査の依頼など)、統計処理、原料メーカー来場時の対応。
いろんなメーカー営業さんと会いました。
目標管理制度や品質管理など、内部制度がしっかりしていて、とても勉強になった会社でした。
東京湾に面していたので、たまに排水口で水死体が発見されたとかされないとか・・・
海上一面に魚がプカプカ浮いている事件なんかもありました・・・
私がいた工場はメイン工場ではなかったため、従業員数は300人ぐらいでした。

千葉→埼玉へ
※夫の転職により

その4[派遣社員]
某製薬会社 大宮工場 品質管理部   
◆事業内容:医薬品の製造
・医薬品分析業務担当
胃腸薬やドリンク剤などの製品や原料の成分を分析機器を用いて定性・定量分析してました。
2年に1回かな?、この会社で自社グランドで大運動会をやっており、CMに出てるタレントさんがきたり。確か私が参加したときは、ケインコスギが来ていたように記憶しています。
年に何度か、パート、派遣社員など関係なく、大量の自社製品をくれたり、ちょっとした品をくれたりと気配りのある会社でした。必ずしも給料が高くなくてもES(従業員満足)を高めることはできると実感いたしました。

その5[派遣社員]   
某化粧品会社
◆事業内容:化粧品の製造など
◆従業員数:50人ぐらい (パート多い)
・品質管理業務全般担当
化粧品分析、化粧品原料分析、新人教育担当。
社内勉強会にて品質管理の初歩や安全作業の知識について教育。
品質管理規程や作業標準類の作成・整備。
・・・・短期の派遣契約で入りましたが人材不足の会社で、在籍が短かったわりに いろいろとやりました。
入ってすぐの、しかも派遣社員の当時20代だった私が指導的立場にまわったため、ずっと年上のベテラン社員に仕事のやり方を変えてもらうのに苦労したりしました。どうしたら人を動かすことをできるのか、深く考えさせられた職場でした。

2002年から2003年ぐらいは、正社員に転職願望が強くて、転職活動に支障がないよう、短期の派遣ばかり探してました。
他にも一部上場企業の内部へ派遣社員として2箇所ほど潜入してます。
そしてなかなか技術系正社員の道が難しいことを悟り、これが転機となりました。

進む方向、変更への模索がはじまります・・・
そして士業への道へ

その6(パート)
某行政書士事務所
◆従業員数:6人
警察OBの行政書士が経営する風営法に特化した事務所でした。かなり遠方の他県からもわざわざ依頼がくるほど繁盛していました。
スナック、ゲームセンター、パチンコなどの許認可申請書類を作成してました。CAD使って、かちかちパソコンで図面作成。
・・・・しかし、私が目指す方向性と違う事務所であることにすぐに気づき、短い在籍にて円満退所しました。

その7 (パート)
某社労士・行政書士事務所
◆従業員数:1人(私だけ)
社会保険事務、給与計算事務、会計の記帳代行業務の補助。
役所への書類提出業務。その他、雑務。
顧問先減少等により退職することになりましたが、勉強させていただきました。

その8[派遣社員]
某建設会社
◆事業内容:送電線などの建設
◆従業員数:200人ぐらい 
社労士受験に支障がないよう短期契約の一般事務で入りましたが、CAD図面を修正したりの仕事が多かったです。
私がいた営業所は確か15人ぐらいの人がいて、私以外は全員男性。
他の業種にはない建設業の独特さを知ることができました。

2005年 めでたく社労士合格

その9[契約職員]
某社会保険関係役所
2ヶ月間はひたすら健康保険給付の書類審査業務、その後、年金電話センターで電話応対業務。
・・・・いろいろと思うところ生じた職場でした。

2006年
埼玉→秋田へ
夫も社労士合格。

そして開業。

開業後は労働相談員のお仕事などもさせていただきました。
(現在も社労士会や行政、商工会議所などで年金や労働分野、助成金などの相談員やアドバイザーのお仕事を時々やらさせていただいております)

秋田労働局の総合労働相談員も1年間務めさせていただきました。
労働局や監督署に寄せられる数多くの解雇や賃金未払い、イジメや嫌がらせ、労務管理トラブルといった様々な相談に対応し、その相談内容に応じて、刑事的側面、民事的側面から解決をアドバイスさせていただきました。個別労働紛争制度の「あっせん」にも関わりました。
1年間ではありましたが、かなりの件数を担当し、秋田でもこんなことがあるのかという、レアと思われる相談も受けました。本当に労働トラブルは様々です。
裁判まで発展するような労働トラブルも、まずは行政窓口で相談していることが多いと思います。
深刻な相談も数多く受けました。
意外にも監督署では事業主側からの相談も多く、事業主側からの社員を解雇したい、問題社員をなんとかしたい、経営が苦しくて給与を払えないという相談も多数受けました。
自分が相談を受けるだけでなく、監督署の監督官等の対応も傍らでみていましたので、例えば賃金未払いの相談があった場合にどのように対応するかなど、行政側の立場からの視点も知ることができました。

いろいろな職場を経験してきています。
学生時代のアルバイト数を加えると、更にとても多くなります。
動物園、マネキン、きぐるみ、イベントでの販売・・・
(※学生時代は特に単発の仕事を好んだので)

契約期間があり柔軟な働き方のできる「派遣社員」という雇用形態のおかげもあり、いろいろな職場を見てこれました。
職歴の多いことのデメリットは、自分なりに その時その時で理由はあるものの自覚しています。
しかし順風満帆な職業生活じゃなかったことにより、いまの就職に苦労している若い人たちの気持ちが少しわかるように思います。
それに百聞は一見にしかず・・・、メリットも多く、やはり短期間でも働いた職場からは、たくさんの学びが得られ、貴重な経験をさせていただきました。
いろんな社内制度や人間関係なんかも見てきているので、いまの自分の仕事に活かしていきたいところです。

それにしても・・・・
ヘルメットかぶって作業服着て工場を自転車で走っていたはずが、人生、どのようになるかわからないものです。

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